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島村ジョー(しまむら ジョー)は、00ナンバーサイボーグ009。『サイボーグ009』の主人公。

概要 編集

サイボーグ009』の主人公。18歳。5月16日生まれ。日本人の母と外国人の父との間に生まれたハーフ。古い版の単行本には「村松ジョー」「ジョウ」という表記もあった。作中ではカタカナ表記だが、一部では「島村丈」と言う漢字表記も見られる。ゼロゼロナンバーのリーダー的存在。一人称は原作最初期は「俺」、原作途中から及びアニメ版は「僕」。

容姿 編集

愁いを帯びた甘いマスクの持ち主。髪は栗色〜金色(おそらくは父親の遺伝)で、瞳は黒〜茶色。ほとんどの場面で片目が前髪に隠されているのが特徴[1]。1966-1968年版のアニメ(以下「旧昭和版アニメ」)では、1人だけ配色の異なる戦闘服を着ている。

改造までの経緯 編集

孤児院で育つが、ハーフの孤児を理由に差別や偏見を受けたため、グレて罪を犯し少年鑑別所に送致された。しかし集団脱走したところをブラックゴーストに拉致され、本人が気を失っている間に改造された。
朝日ソノラマ版では1966年の劇場版1作目の設定にあわせ「オートレーサーであった島村ジョーはレースの途中で運悪く事故を起こし重傷を負う。すぐさま駆けつけた救急車は、何故か病院へ向かわずに海へ真っ逆様に飛び込んでしまう。その救急車は実はダミーで、実は世界的な犯罪組織『ブラックゴースト団』の水陸両用の自動車であった」と記述されている。
1979年版のアニメ(以下「新昭和版アニメ」)では、友人・ジローを助けるために誤って不良に怪我を負わせ、送られた少年院でもハーフを理由に蔑まれて1人で脱走したところをブラックゴーストに拉致された。
2001年版のアニメ(以下「平成版アニメ」)では不良の設定が無くなり、孤児として教会で育ち、育ての親である神父を殺害した犯人に間違えられて警察に追われていたところをブラックゴーストに拉致された。

能力 編集

先に改造されていた7人の技術を結集した完成体で、汎用性に優れ、基礎能力は他のメンバーより高く、改造箇所も004と肩を並べるほど多いため、見かけに反して生身の部分が少ない[2]。最大の特徴は002=ジェットのものを更に改良した加速装置で、奥歯に仕込まれたスイッチで操作する。多段式により加速度は可変で、最大加速マッハ5(平成版アニメ)で行動できる。加速度を使い分けることで敵を翻弄することも可能。加速中は、空気摩擦によって持ち物や着用している衣服などが燃える、周囲の物体に無闇に触れることができない、周囲の音も聞こえない、連続使用には限界がありメンテナンス時に不具合を起こす可能性があるなど、いくつか留意すべき点もある。なお、『天使編』では、天使(?)に加速装置を使用不能にされてしまう場面もある。
行動速度の相違を利用し、敵地への潜入、生身の軍人や逃亡を図る敵の科学者、強盗犯人など武器を持った一般人の無力化、精神・電磁波攻撃の回避など、様々な局面で活躍する。生身の人間を抱えたままの加速は不可能とされているが、006=張々湖のために甲殻類を市場から加速状態で運んだこともある。後発のサイボーグにはより高性能な加速装置が搭載されたため、加速度が追い付かず苦戦を強いられることも多い。
人類の技術によるものならば、自動車や船、飛行機などのような乗り物も即時に操れる才能(詳細は不明だが、改造能力の一種であるとされる)を持つ。
『GOD'S WAR編』では、意識加速と呼ばれる能力を体得、自由自在の速度で加速することが可能となり、この能力を応用して敵を自身の加速空間に誘い込み、瞬時に衝撃を与え粉砕できるようになった。

非戦闘時 編集

普段はギルモア博士の助手をしたり、「ハリケーン・ジョー」の通称で四輪レーサーをしていたりする。第8期『時空間漂流民編』では出版社に出入りする姿も見られる。

性格 編集

荒れた過去を持つものの、平時においては穏やかで優しく、戦闘時においては真摯かつ勇敢な性格であり、みんなを勇気づける。しかし、その情け深さゆえに、戦いの場においても事情のある相手に説得を試みるなど、時として優柔不断になりがちな面も併せ持つ。こうした精神面の脆さを他のメンバーに指摘されることも多い。仲間を巻き込みたくない思いから単独で行動することも少なくないが、その度メンバーから「自分達は9人で1人」と諭されている。原作や平成アニメでの短編『凍った時間』では、永劫に感じられる孤独に苦しむ彼の心情が描写されている。
その容姿と性格から、出会った女性達を惹き付けることも多い。003=フランソワーズとは相思相愛の仲だが、気心の知れた彼女より女性ゲストを優先し、彼女を怒らせ悲しませることもしばしば。新昭和版アニメでは、マユミというファンでもありかつてのガールフレンドだった女性や、荒れていた時代のジョーを支えていたユリという女性も登場する。
ゼロゼロナンバーで唯一、母親の姿が明らかにされている。

出典・脚注 編集

  1. 右目か左目かは顔がどちらを向いているかによるが、扉絵やポスターなどでは顔がたいてい左を向いているため、右目が隠れている。『天使編』などには両目が描かれているコマもある。旧昭和版アニメでは両目が描かれた。
  2. 『移民編』によれば、生殖能力は失われていないらしい。
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